◆妹尾伸一(天豹役)
ぽっか〜んと穴があいてしもうた。10ヶ月くらい前、初めて舞台に立った時じゃったかな。楽日が終わって、みんな泣いとった。理由はわからんけど…ええな〜と思った。わしも泣きて〜、わしも号泣してやろ〜じゃけど、うるうるもせんかった。練習をしてねーけーじゃな。次こそは、次こそは…今回で4回目の公演、いまだ泣けず。死に場所を探すサムライみたいなもんじゃな。言い方を変えたら泣き場所を探す●●●●とでも言ったところじゃろうか。
涙は出ないけど、今回は憂鬱じゃ。穴があいてしもうた。あっと言う間に始まって、あっと言う間に通り過ぎた。
俺の主役が・・・明蘭がほんまにわしの前からおらんくなって、わしも天豹じゃなくなった。練習を重ねていくうちに、半分天豹、半分わし(10%長本)になってきてなんかわけがわからん。
こんな気持ちになるんなら、やらんかったらえかったわ〜。うそです。
◆加藤祐子(明蘭役)
私の髪は今短くなっている。
明蘭としてお姫様カットになって1ヶ月半。
きっと色んな人に「あの人勘違いしてるんじゃない?」と思われていただろう。
今回、明蘭と言う大きな本当に大きな人の役を頂いて、自分自身色々気付かされる事がありました。
それは演技だけでなくそのほか私と言う人間について…
今も明蘭は私の中にいます。 いつか完全に私の一部になるまで一緒に暮らしていこうと思っています。
明蘭からもっと沢山の話しを聞こうと思います。
自分がもっと成長する為に。.
◆嘉山理絵(蓮華役)
いろんな人達に支えられて、この公演を終えることができました。 お見苦しい点、お聞き苦しい点もあったかと思いますが、観に来て くださった方々、どうもありがとうございました。 私達はもう、次の公演に向けて走り出しました。こうなったら 倒れるまで走り続けてみようかと思っています。 皆様、これからもよろしくお願いいたします。
◆松本雄介(虚雷役)
有意義であってもそうでなくても、時は動き続ける。
人生の1/20を6Cで過ごして、やっと何か得たような気がする。 気がするだけで、客観的には結局何も変わってないのかもしれない。でも自身には確信がある。
私はいままで、物事に対していきなり百歩突き進もうとしていた。 けれど、今はたったの一歩でも、しっかり地に足をつけて進もうと思う。 近道なんてものはない。これから先、どんなことに遭って、 それに動揺して、なにを思うかわからないけれど、ウサギか らカメにかわりつつあるこの気持ちは大切にしたい。一歩一歩を、 自分の尺度で出来る限り、大切に踏みしめたい。
◆田中寿一(儀傑役)
いや〜楽しかった♪
いや〜でも、今回は本当に自分の未熟さ、愚かさ、ガキさ、バカさ、その他諸々、自 分の力の足りなさに改めて深く深く気付かされた公演でした。 でも、そんなボクを6Cの兄貴たち、姉貴たちは温かい目で見守ってくれ、支えてく れ、励ましてくれた。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう。本当に本当 にありがとう。 いろいろな人に支えられてることで、ボクはこうやって生きていけてるんだな。そう 実感しました。
共演者の紅い華組のみんな、パンプ組のみんな、スタッフのみなさん、観に来てくだ さったお客様、友人たち、そして家族。ボクを支えてくれたすべての人々に心を込め てこの言葉を言いたい。 「ありがとう。」
素晴らしい仲間たち、そして素敵な人々に囲まれて、この『紅い華のデ・ジャ・ ヴュー』という作品に関われたことを誇りに思います。そして、これからも、ひとつ の舞台を作り上げるという素晴らしい経験を積み重ねていくことで、役者としてはも ちろん、一人の人間として、一人の大人の男として、少しずつでもいい、自分自身の 成長を感じていければいいな、と思ったのでした。
公演初日(9月20日)は21歳の誕生日でした。 最高の誕生日をありがとう☆
さあ、次は11月末のアイピット目白だ! 明日に向かって、最高の笑顔に向かって、僕たちの青春、マッハで走り出そう☆☆
6C若頭(まだまだ自称)こと    ひさかず
※今回の稽古における参考文献『ガラ○の仮面』
◆小沢和之(爺さん役)
今回はいろんな意味で良い勉強になりました。初めて老人役をやったこと。二役をやったこと。若手公演という名目で出演したこと等…。
この公演で若手は特に自信をつけたのではないでしょうか。
次の本公演でも活かして頑張りましょう。私自身、今回の反省点を
活かし、さらに良い芝居を観てもらえるようにしたいです。この公演を終えてから、他の劇団の芝居を観ました。改めて6Cを客観的に観ることもできましたが、6Cにないところを他の劇団が持っているのを感じた時、もっと頑張らなければと強く思いました。
◆大塚さゆり(能化1役)
 公演一つ終えるごとに何かしら身についているような気 がします。
 今回は特に自分の無力さや仲間のありがたさを思い知ら されました。自分が情けなく悔しい思いをたくさんした反 面、他の人達のすばらしさや優しさに触れたとてもいい経 験をしました。これを機に自分も一回りでも大きくなれれ ばと思っています。
 私は6Cメンバーであり、また、6Cファンでもありま す。皆と一緒に成長し、お客様により良い作品を観て頂く 事ができれば、これほど嬉しい事はないと思います。
 何事も精進です。まだまだ未熟で勉強中の身ですが、こ れからもよろしくお願いします。
◆末永和進(能化2役)
今回の公演は非常に勉強が出来た公演で、今後の指針にしていきたいものも感覚として手に入れる事もでき、次の公演の稽古が今から待ち遠しいです。しかし、次回はそのうちHPにアップされるとは思いますが客演します。そちらで感覚を実感として掴んで、ひとまわり大きくなって春に帰ってきます。

 

◆東功吾 (演出)
あっという間に終わってしまった。
思い起こせば、いつも時間との戦いでした。 短時間で集中しなければ稽古にならない厳しい条件の中、みんなで最後の最後まで 諦めることなく、悪あがきしながら創り上げた舞 台。 終わったとたんに抜け殻のようになってしまっ た。 果たして、お客様に満足していただける公演がで きたのだろうか。 本当に自分の持てる力を出し切れたのか、もっと できることがあったのではないか。 どこかに余力は残していなかったか、若手公演と いう名前に甘えてはいなかったか、 と自問自答を繰り返す・・・。 とは裏腹に、とても清清しく爽やかな気持ちです。 もちろん、いつも反省と勉強の繰り返しでしたが、本当に毎日が楽しく刺激的でした。 反面、役者のみんなには苦労をかけてしまったと思います。ゴメンナサイ。
なにはともあれ、良いこと、悪いこと、ぜんぶ ひっくるめて次に繋げる。 そして止まることなく進み続けていく、それだけです。 とは言うものの、終わってしまうとやっぱり、さみしい。 な〜んてことはいっていられない。 次の目標に向かって突き進むのだ!!
最後に、公演を観に来ていただいたお客様、役者 ・スタッフのみんなと こんな素敵な時間を共有できたことをとても嬉しく思います。 ありがとうございました。