2002年4月14日(日)  千秋楽  by 附田泉
いつものことながら、小屋入りしてから千秋楽までは本当にあっという間に過ぎてしまいます。
ようやく劇場までの道のりなどに慣れてきた頃、それは終わってしまうんです。

本日楽日。寂しさやうれしさ、期待や緊張が入り混じったとても不思議な気分で、今日で最後かあなんて考えながら劇場へと向かいました。でも劇場に着いたらぼやぼやしていられません。スイッチを一気に切り替えて、早速準備にはいります。10時集合なのに、皆もう来ている。早い。(萬さんは早めに開けてくれるので10時前に楽屋にはいれる。とても親切。)それもそのはず、今日のスケジュールはちょータイト。写真撮影が本番の合間に予定されていて、しかも昼と夜の公演の間では休憩はほぼ1時間くらいしかなく、つまり早く準備して午前中に撮影しないと写真が残らないという最悪の結果になってしまうのです。
まあ、なんとか、スチール撮影を終え、本番に備えて衣装、小道具の最終チェック。
誰かが言いました。「もう一回石橋、叩けーっ!」と。気合がはいります。

客入れをしてから本番までの30分、役者によって色々な過ごし方があります。
メイクに余念のない人。たばこを吸う人。ストレッチをする人。食べる人。ぶつぶつと台詞を言いつづける人。モニターで客のいりをチェックしている人。じーっとしている人。薄暗い舞台袖で過ごす人。歯を磨く人。
私はというと、劇場からのお客さんのざわめきも聞こえる、そして楽屋から人が降りてくる音も聞こえる、階段に腰を落ち着けました。
もう一回台詞のチェックを、と台本をめくります。だめ出しの、”自然に言う”、”ゆっくり言う”、というような自分の書き込みにそのまんまじゃんとつっこみをしながら、それでもその時感じた感情を思い出しつつ開演を待ちました。不思議なもので開演時間がせまってくると、時計がなくてもそろそろかなっという空気が伝わってきます。
オープニングの曲が流れます。いよいよ始まるぞと、深くふかく深呼吸をして本番に臨みました。

そして、PM19:15、
第16回公演 「Fun Traps」 終了。

ご来場頂いたたくさんのお客様、協力してくださったスタッフの皆さん、
そしてメンバー達、本当にどうもありがとうございました。


2002年4月13日(土)  本番2日目  by 春日雄大
人間、過剰に意識すると、うまくいかないものですね。
それを痛感する日々を送っています。
芝居の難しさとともに・・・あべし!



2002年4月12日(金)  本番初日  by あづさ
初日の朝というのは、やっぱりみんなテンションが高い。私が劇場に着くともう大多数の人が集合していて、おにぎりたべたり一服したり。いつもと変わらないように見えて、どこかうきうきしてるんですね、みんなが。
萬スタジオには、楽屋と舞台袖に舞台の様子が見られるモニターがついているのです。楽屋が地上2階、舞台が地下3階にある(片道約3分の階段をはさんで)この劇場では、ちょっと舞台の様子を見に、なんてそう簡単に行き来できないので、楽屋にいるメンバー達は気付くとモニターの周りに集まってきます。
そのモニターには客席も4分の1くらい映っていて、普通なら見られない客入れ中の客席の様子が見れるんです。それって結構プレッシャ−。なぜって、どんどん客席が埋まって行くではないか!!インカムを通して受付から聞こえた「ほぼ満席です」の言葉も手伝って役者陣の気持ちも昂ぶっていきます。
そしていよいよ開演。私自身は照明が眩しくって、どのくらいお客様がいたのか全然見えなかったのですが、縁起良く満員御礼!本日ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!そして、明日・あさってと見にいらっしゃる予定の皆様、楽しみにしててくださいね。
本日小屋便り担当は、諸事情によりおなかいっぱいのあづさでした(その諸事情とは!?劇場で。)



2002年4月11日(木)  小屋入り2日目  by 宇佐木彩加
今日は場当たり中心の一日…というか、場当たりで終わった一日。
これが始まると、いよいよという感じになってくる。
6Cの場当たりは、異常に時間がかかる。他の劇団さんではまず考えられない時間を費やす。それが良いか悪いかは抜きにして、こうでなければ6Cではないのだ。なので、ひたすら出番まで待機する。
その間いろんなハプニングが起こるのが常。
でも、このハプニングも、場当たりやゲネで発覚して良かったねということが良くある。
「桐の林〜」という作品の時も、ゲネで、紗幕を吊っていた紐が切れてゲネストップという事態が起きたことがある。
本来、ゲネは本番と全く同じとみなすので、それを中断するというのはよっぽどの事態だった。みんな動揺しながらも「本番じゃなくて良かったね」と自分たちを落ち着かせていた。
今日も、本番で起きたら公演ストップするんじゃないか?!くらいの事態が起き、みんなびっくり。でも、やっぱり「本番じゃなくて良かった。事前に分かって良かった」と胸をなでおろしたのでした。
今日、衣装をつけて袖で待機している時、ふと「あやかがここにいるの、すごく久しぶりだよね」とトムさん(松本陽一)に言われて思い出したが、6Cの舞台に立つのは去年の7月以来。なんだか、あまりの慌しさに忘れていたけど、なんだかくすぐったい感覚。
こんなに間があいているのに、それを感じないで一緒にいられる。それが6Cのステキなところの一つですね♪



2002年4月10日(水)  小屋入り初日  by チロル
今日は劇場の仕込みの第一日目でした。今まで毎日少しずつ作ってきたセットを組みました。
実際に組み立てたことはなかったので、完成したとき、「おー」と思いました。
公演をやるということは大変なんだなあと思いました。
たくさんの工具をつかっていろいろな作業をしました。じかんがなくて、たいへんで、つかれたけど、
とても楽しかったです。