全員「よろしくおねがいしまーす!!」
――いきなりですが、6Cの印象は??小池さん。
小池 めちゃくちゃ人数が多いのが好印象(?)。あははは。今までは知り合いの劇団とかでこんなに多い人数のところはなかったんで。というのが第一印象であと、あっこさんの料理*1がうまい。
――6Cの芝居については?
小池 純粋に勉強になりますね。あと、みんなわいわい楽しいです。
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左から 小池秀典さん、藤田直久さん、
富沢謙二、宇田川美樹 |
藤田 若い、すごい、するどい、すばやい・・・
宇田川 「す」ばっかだ(笑)
――藤田さん、考えてましたね!?
宇田川 「す」好きだな?
藤田 とにかく「す」が全て揃っている。自分が年齢高いので余計に感じるかもしれませんけど自分のブランクが四年ぐらいあって自分が若いときのことを思うとですね、「す」が揃ってるんじゃないかなと思います。今回の芝居は6Cの勢いとスケールを感じさせますね。
――では、宇田川さん、富沢さんに質問です。今回参加されている方たちの印象は?
富沢 さっき藤田さんが言った「勢い」それを運んできてくれたのが参加者のみなさんじゃないですかね。負けるもんかとこっちも思います。
――良い刺激になっているという感じ?
富沢 そうですね。
宇田川 昔、「露の見た夢」という芝居をやったときにエキストラ参加してくれたメンバーが今6Cにたくさんいます。その人達を、露世代と呼んでいるんですけど彼らが入ってきた時に、一つにまとめるにはどうしたらいいんだろうとか考えましたね。4〜8人ぐらいの芝居だと、自ずと空気とか生まれるじゃないですか。だけど人数が20〜30となっていくと一丸となるのが大変になってくるんですよね。でもこれだけの人達が一体となったらおそろしいぐらいのパワーが生まれますよね。
藤田 でも正直私たちエキストラとして参加していてメンバーではないじゃないですか?芝居の面で芝居経験の少ないエキストラさんの分も、メンバーでカバーしていかないとなると疲れません?
富沢 宇田川 全く無いです。
宇田川 意識してないですね、そういうこと。一緒にやるとなったらメンバーとしてみるので。
藤田 包み込まれてる感はありました(笑)
宇田川 やっぱりみんな芝居が好きだから、なんか溶け込みやすいんじゃないですかね。バイト先なんかで「芝居やってる」なんてわかりあうと妙な親近感がわいてくるみたいなね。
――今回、松本作品初のシリアスですが?
宇田川 6Cでは久間作品のシリアスしか演じたことが無いんですが、久間さんとは全く違うアプローチの仕方、それが印象的ですね。久間さんの場合はオープニングからかなり深いシリアス加減なんですが、でも松本さんの場合はなんかかっこいいアクションみたいな感じ。シリアスとコメディが表裏一体な芝居かなとおもうんです。インパクトがありますね。シリアスエンターテイメントですね。
小池 あれだけのキャスト数でそれぞれに共感持てると思うのがすごいですね。
宇田川 台本を読んだ瞬間、良さのあまりため息がでましたね。
藤田 そうですよね、何回観ても衝撃のラストですよね。
全員 「うんうん。」
――小池さんの今回の刑事役については?何か参考にした題材とかありますか?
小池 松本さんの台本を読んだ時のもともとのイメージがあって、松本さんが参考にしてと言った役者さんの芝居をみたら結構近かったんです。雰囲気などですね。真似る必要も無いよと言われたので自由にやらせてもらっていますね。
宇田川 和さんをぱくってますよね?
小池 小沢さんですか?(笑)
宇田川 カウンターでの二人の会話中は同じ顔してますもん(笑)
全員 爆笑
藤田 小池さんの芝居は人間くさいですよね。いい匂いですよ(笑)
小池 わはは、芝居がくさいといわれるのかと思ってドキドキしました。
宇田川 若いのに味があって、ね〜。
小池 昔から年寄りにあこがれてたんですよ!年相応の役はあまりやらないですかね(笑)
宇田川 自分の劇団では若い役はやらないの?
小池 三十代とか六十歳の役とかですね。
――そうですか。たしかに深みがありますね。藤田さんの今回のアイスクリーム屋さんについてはどうですか?
藤田 う〜ん、難しいですね。
――でも、藤田さんがいるだけで雰囲気がありますよ。
小池 酒場のシーンでも藤田さんがいるとしまりますもんね。
宇田川 あ、魔法の小指ですね(謎)
――そうですね。魔法の小指にご注目!<詳しくはトムコラム第13回を参照>
藤田 たまたまですよ(謙遜に)。でも、やっぱり自分の中で何回稽古してもリアル感は失いたくないですね。それには気をつけてますね。出番が少なくてもその一瞬に賭けたいということは大事にしてますね。
宇田川 でも、いきなり6Cで芝居してすぐに順応できるのはすごいですよね!?特に、一場とか。
藤田 あのシーンはみんなが楽しんでやっているんで、何回やっても飽きないしおもしろいと私は思ってます。娼婦とのコミュニケーションも悪いもんじゃないですよね(笑)
全員 爆笑
――富沢さんは今回の役については?
富沢 ちょっと悩んでますね。イメージする人はできたんですがね。明日のジョーにでてくる、金龍飛っていう・・・
全員 わかりません。<参考資料>
小池 富沢さんの芝居、観てて怖いときはありますね。この人と同じ空間にいると怖いなって。
藤田 確かに。
宇田川 でも、江戸川区の匂いがしますよ(笑)
――今回少年役の宇田川さんはどうですか?
宇田川 こんなに若い少年役は、今までにやったことはないですね。青年男子役はやったことがありますけど。難しいですね。子供役なのに、自分は大人っていうギャップがね。
藤田 私のイメージではもののけ姫っぽいかなって思ってたんですけどね(笑)。私は宇田川さんの少年役、好きですよ!
宇田川 (照)
――最後に、意気込みなどを!
富沢 滅多に観れない芝居だと思います。是非、来てください!
宇田川 良くも悪くも、観に来ていただいたお客様の心に残る作品じゃないかと思います。私の役者生活で忘れられない芝居になると思います。
藤田 死ぬ気でがんばります!
宇田川 本当に死んじゃわないでくださいね!?
藤田 大丈夫です。全力でがんばります!
小池 自分がお客さんだったら是非観に来たい芝居だと思います!是非来てください!
――ありがとうございましたー!!
藤田さんは芸歴?十年、小池さんは劇団深空地帯から参加(アラタさんも深空地帯のメンバー)。その他に参加していただいている皆さんもかな〜りのツワモノです。総勢38名!ダイナミックでエネルギッシュな舞台になること間違いなしです。そしてラストは・・・それはここでは言えません!
それでは東京芸術劇場でお待ちしております☆メンバー一同
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