1月31日(土)・2月1日(日)
 
色んなお仕事

ありますね

 皆 次回公演「ギブミー・テンエン 〜昭和29年のクリスマス〜(以下ギブテン)」の参考資料を集めに、図書館やビデオ屋なぞを回る日々を送っております。図書館なんか学生時代にすら行ったことがなかったので、席に座るルールとかが分からず、日曜日の図書館で変な汗をかきました。こんなに図書館を利用している人がいるなんて知らなかった。みんな勉強家なのね。シーンと静まった空間で何十人もの人が黙々と本を読んでいる光景に驚きと感動を覚えました。そうなってくると隣の席の人が何を読んでいるのかとても気になるトコロ。一体どんな書籍からどんな知識を得ようとしてるのか。30歳くらいの男性。ノートにぎっしりとメモ。読んでいた本は「練馬区の水難、火災事故年鑑」。一体どんな職業なのか・・・。
昭和の名作

はよ、くっつけ!

 参考に当時の映画なんかも見ました。マフラーの「マチコ巻き」が大流行した「君の名は」。昭和20年代の話なので、当時の時代風俗を観察しようとノートを片手にビデオを再生。しかし・・・ムチャクチャ面白い、ストーリーが!時代風俗の観察なんかそっちのけで、釘付けになっちまいました。なんてドロドロの愛憎劇なんだ!日本のドロドロドラマの歴史はきっとここから始まったのね。離れ離れになった愛する二人が、すれ違いを繰り返し、なかなか結ばれないという単純極まる話なのですが、なんせ、すれ違いまくるんです。これでもかっていうくらいのすれ違い。これがまたハラハラと当時の女性を釘付けにしたんでしょうなあ。はよ出逢えよ。今でいえば「冬のソナタ」って感じなのかな。
この映画三部構成になっていて、第一部は文句なしにハラハラ。第二部の北海道編あたりから少し様子がおかしくなって、三部の九州編に至っては、まだくっつかないのとだんだんどうでもよくなってきました。おそらく大人気だったので、製作者が伸ばし伸ばししたんでしょう。日本全国を股にかけての恋愛劇。広すぎるよ。
当時飲まれてた焼酎なんかもネットで注文してみました。「カストリ焼酎」と呼ばれる、酒粕を元に作られたお酒。まずくて飲めたもんじゃありませんでした。当時の人はこのお酒を大事に飲んでたのか。百の資料よりも価値のある代物でした。