4月17日(土)・18日(日)
 
本がでるほどの

人気番組です!

噂に名高い「銭形金太郎」略して「銭金」。ビンボーさんをレポートして、キングオブビンボーさんに賞金20万円がもらえるあのTV番組。
 毎回4組(今は3組?)のビンボーさんが登場するのだが、必ずその中の一人は、役者だ。
 そうです。役者はビンボーなんです。これは否定しようがありません。うちのメンバーも98%ビンボーです。でも2%は貧乏ではない。実名は伏せるが、何故か金を持っている。
役者は何故ビンボーか。原因はいろいろあるものの、おそらく皆さんの想像とそう違わないでしょう。この世から、稽古後の飲み会、という概念を無くせば、もう少しマシになるかも。うちの劇団にも、過去何度か銭金からオファーがきてたみたいです。しかし、実現しないまま今日を迎えた訳ですが。
 銭金を見ていると、劇団員ビンボーさん、という人々がけっこうな割合で出てくる。あの番組で、劇団員イコール貧乏の図式が出来上がったようではありますが、まあそうなんですが。そんなに貧乏でもないよ、とも思います。まあオイラも貧乏で、納豆と白飯で食いつなぐ時もあるけど、こうやってPCで原稿を書いているという現実もある訳ですねえ。これがなかなか難しいところ。だから、オイラの家に銭金がやってきても、まず画的にPCはよくないでしょうね。コンポとかガスレンジとかあるし。貧乏レシピならいっぱい紹介出来るんですが。

 と、前置きが長くなりました。実は今回の募集で来て頂いた「藤田直久」さんが、先週の銭金に出演されました!この藤田さん「とってもいい人」なんですよ。
 募集に先駆けて、「6番冬道場」というイベントを企画して、そこから参加してくださった方です。最初に稽古場にいらした時は、おそらく(オイラいなかった)メンバーは恐縮したことでしょう。43歳、若いメンバーとは一回り違う。
「やべえな、ジェネレーションギャップありすぎ」
と思った若手もいたことでしょう。しかし、藤田さんの稽古への姿勢、情熱、それを共有するにつけ、きっと若い役者の意識も変わったと思います。とにかく
熱い!芝居が熱い先週の稽古場便りを見ると、うちの12時間稽古がかなりキツそうではありますが、稽古場ではそれを微塵も感じさせません。また、メンバーの気付かないところでちょっとしたテクも披露してくださいました。「この野郎、静かに酒が飲めないのか!」という台詞を言いながら立ち上がるというシーン。立ち上がる瞬間に、椅子に指を引っ掛けて、立ち上がると同時に椅子が後ろに吹っ飛ぶ、という小技。それをメンバーに教えたら、その後何人かが、椅子を吹っ飛ばしてました。単細胞の集まりですね。
藤田さん、その熱さは

舞台でご覧下さい!

 そしてその藤田さんが見事賞金20万円をゲット!「それで焼肉食いましょう」とさらりと言いのける藤田さんに頭が下がります。
「いいですよ、いいですよ、それは藤田さんが手にした賞金ですから、いくら近所に牛角が出来たからって、これからの季節は焼肉だからって…で、
いつにします?
 その藤田さん、本番では「アイスキャンデー屋のおじさん」を演じます。

 ちなみに、藤田さんの出演が決まった時、お笑い大好き一号二号のあづさと附田泉は、リポーターが誰なのかということで、かなりの議論をしていた(当日までリポーターが誰かは伏せてあったそうです)。
「やっぱり上田サンの突っ込みなら、いろいろ引き出してくれるよ。ぺろーん」
「土田サンは相性が合わないと会話がはずまないよね」
 藤田さんのリポーターは、有田サンでした。あと変な霊媒師。