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〜公演を終えてキャストより一言〜
車谷 次郎(平田瑞希)
この劇中、♪どこまでもいこう♪と幾度となくその唄はうたわれました。
私こと車谷次郎は「なつかしいですねぇ。」と春子さんの歌声に聞き入っておりました。
♪どこまぁでもぉいこおぉ みちわぁきびしくともぉ♪劇場中を満たすその声は私のすぐ耳元で豊かに響き、私は、ただただ(芝居を忘れ)その贅沢さに酔いしれておりました。(たまにほんとに忘れ、気が付くと二番の歌詞まで…)
ところが、終演後、酒の席を同じくした我が同胞共から「えぇうたなぁ。耳に残るなぁ。でもなぁ…。」
彼ら曰く。「歌詞違うでぇ。『みちはけわしく』やがな。」皆、四十代、五十代。いわばリアルタイムで聞き育った世代。
思い入れもひとしおのようで、その夜の席は終始その話しにつきました。
その後の調べによれば、どうやら、一番は「きびしく」二番で「けわしく」 次に「苦しく」なって、更に「道はなくなって」しまいにゃ「寂しく」なるというのが事の真相らしく。でも大丈夫。最後のセリフ では、(…陵くんと春子さん、どこまでうたったっけ?)
♪しあわぁせはまぁっていぃるぅ あのくもぉのむこぉおにぃ♪と結んでくれます。
十年続いた”6番シード”。きっと”外”からは伺い知ることのできない色んな事があったことでしょう(きっと)。
各々の時期に様々な人たちの重なり合いで紡いで来た時間には、やはり紛れも無い重みがあります。
そして今回の千数百人突破の「大入り満員」。ほんとうにおめでとうございます。
これからの”ますます”をマスマス楽しみにしていますよ。ね、久間さん。皆さん。
「幸せはあの雲の向こうに待っている」らしいです。
・・・え?今日は雲ひとつない快晴?う〜ん。しまった・・・。
 

救急隊員・市原(平洋太郎)
終わりましたね、ペパカン。
アオアザをたくさん作る公演でした。
毎度の事ながら、お客様に感謝を致します。
ありがとうございました。
また観てね〜。

君島 勉(土屋兼久)
大盛況のもと、ペパカン終わりました。
最期までお世話になりました、かよさん
・千枝さん・家族・そして応援してくれた多くの人達に感謝します。お陰で素敵な初舞台を踏めました。
救急隊員・仁川(田中寿一)
どうも。救急隊員のちっこいメガネの方ス。
実は名前あったんス。仁川っていうんス。名字しかなかったんで、勝手に「仁川弐之助」って名前付けてたっス。
軽くツッコミやったっス。ツッコミは好きだし、相方・隊長の平くんには普段色々とツッコみまくってるんで、やりやすかったっス。
いわゆる「天丼(何度も同じことを繰り返すことによって起こる笑いのこと)」やってたっス。出演時間は少なかったけど、すごく楽しかったので、オイシかったっス。
特殊メイク「青タン(アザのこと)」やったっス。だんだんこだわりだして、どんどんリアルになっていって、みんなに気味悪がられてたっス。
とにかく、今回は実にのびのびと好き放題やらせて頂いたっス。これからものびのび頑張ります。
みなさま、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!!
※今回の参考資料(ビデオ):新宿暴走救急隊、救命病棟24時、救急戦隊ゴーゴーファイブ、はたらくくるまシリーズ「きゅうきゅうしゃ」

島田 五郎(浅田啓治)
今回は女性人権団体のリーダーという普段の私と非常にリンクした「女性の味方」を演じさせていただきました。やっぱり男の基本は「女性に優しく」だと思います。
遊佐 美由紀(さとう波子)
6C初舞台、楽しかったです。たくさんのお客様を前にひそかにテンション上がりまくりでした。大人の女としてちょっと恥ずかしいので楽屋では台詞を復唱し たりしてごまかしてましたが。お客様にパワーをもらうってこういうことなのでしょうかね。

人権団体のメンバー(嘉山理絵)
「ペパカン」、楽しんで頂けましたでしょうか。
たくさんのご来場、本当にありがとうございました。
6Cは一体どこまで突き進んで行くのでしょうか。
でも、お客さんなくしては舞台はできません。
初心忘れるべからず。
この言葉を胸に、これからも頑張って行きたいと思います。
人権団体のメンバー(栗原和滉)
6C入団後2回目の舞台、前回(コンクリートダイブ)の時より多少精神的にも体力的にも余裕があったつもり。ですが、楽日終了とともにどっと疲れがでてきました。自宅で体重計にのったところ、2K減でした。前回も3K程落ちました。「やせた」というより「やつれた」という言葉がぴったりくるかもしれません。まっ、とにかく10周年記念公演、動員数も目標達成!!次回もこの勢いにのって6Cメンバー全員突っ走りたいと思います。もちろん自分も全力で頑張ります。大役をとれるように。
人権団体のメンバー(石塚輝美)
出番が終ってから下手ドアの閉めをやっていました。真っ暗で人の出入りも多くないため、本番中にも関わらず、つい転寝を決め込んでいました。(皆さんすみません)するとドアの開く音が。「はっ」として飛び起きた瞬間ドアに「ゴガッ」とおでこを強打しました。1週間経ってもまだ痛いです。自業自得。

脚本・演出 松本陽一
 世の中にいくらでもころがってる「幽霊もの」。何でこんなジャンルにチャレンジしようと思ったのか、今でも不思議です。ちょうどこの企画がスタートした頃、舞台版「ゴースト〜ニューヨークの幻〜」が上演されてました。映画の「ゴースト」は私が大好きな映画の一つでした。やっぱり何度見ても泣けるのはラスト前で二人がダンスを踊るシーン。憑依されたウーピーゴールドバーグがデミームーアの手を取る。カメラがデミにパンして戻ってくるとパトリックスエイジの姿に変わってる、というアレです。CGでも何でもないシンプルなあのシーンがやはりあの映画の「へそ」でしょう。結局舞台版のほうは見なかったのですが、あのシーンを一体舞台でどう表現したのか、それだけは知りたいなと今でも思います。映像なら出来る幽霊表現、舞台でしか出来ない幽霊表現、役者と一緒に見えないものに格闘する日々が続きました。最終的に春子や次郎さん、そして生きている人たち、あんまりその境目を気にせず、登場人物たちの想いを伝える話が出来たかなと思います。私は独身で、当然幽霊じゃありません。観劇頂いた年配のお客様が「今夜はカミさんにうまいもんでも買って帰ってみるか」と仰っていたのがとても印象に残りました。私自身も今後かみしめていく作品になるのかも知れません。ご来場ありがとうございました。
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