4月5日(土)・4月6日(日)


帰ってきました。
 先週は諸事情により書けませんでした。ごめんなさい。演出家はときに様々なものを犠牲にするのです。なんだそりゃ。

 このHPの公演シンクロ企画として「夢が丘高校新聞」というのがあります。なかなか手間隙かけて記事を書き、四コマなんかも載せているアレです。補足しますと、この夢が丘高校の君島勉なる人物は「ペーパーカンパニーゴーストカンパニー」の登場人物です。なかなか変わった人物で、さんざん騒いだ挙句、ちっとも活躍しない、かえって邪魔をするというキャラです。どんな作品にもこういう「うっかりハ兵衛」的な人物は必要で、そういうキャラの台詞は伸び伸びと半分アドリブみたいに書けます。書いてる本人もその「うっかり」ぶりに癒されてるのでしょう。ちなみに新人の土屋が演じます。こいつも相当変人です。

上から、10年・5年

2年・3ヶ月。歴史。
 先週の記事で新聞の用語みたいな表が載ってましたが、アレにも補足を。ていうか、あれは私が役者に台本上の専門用語を説明するためにつくった「サブウェイリポート的用語集」をまんまパクったものです。パクりです。ま、それはいいんですが、それゆえに私の解釈や今回の作品に沿った説明になっています。ですから、全く嘘という訳ではないのですが、実際の新聞機構や製作とは異なる点もあります。例えば、「大組み台」という名称も実際はちょっと曖昧なトコですし、現在の新聞編集は100%PC作業といってもいいでしょう。ただ、サブウェイリポート的に、また舞台脚本的に、全部PCで作ってたら、お客さんにちっとも見えんやん、という理由から少々アナログ的な台の上でレイアウトをしていくという形にしたのです。他の用語も嘘ではありませんが、使ってない新聞などもあるでしょうし、あくまで「サブウェイリポート的」ということで読んでみてください。

 さていよいよ近づいてきました。何がってもちろん本番が。こうなってくると、さああと何日だ、なんて思いはあんまりなく、ただ焦るばかりです。あのシーンが、あの台詞が、と目先の芝居に追われています。今回は10周年記念公演と銘打ってますが、今回が初舞台のものも入れば、一つの集大成としてといった意気込みで舞台に上がるものもいます。ちなみに私は旗揚げメンバーではありません。今6年目くらいでしょうか。10年選手は富沢謙二だけです。10周年の話は次週、当コラム最終回でたっぷりと。



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