今回の大道具について主任から一言
杉田 哲朗
今回の公演のセットは、個人的に、公園のようなセットというテーマを掲げた。
大きく分けて、二つの場面を、同一セットで表現する。ということで、想像力で遊べるような、そんなセットになれば、と思い、作った。
なんといっても、複数場面、同一セットだから、あまりディティールに凝っても、不自然さが目立つだけなので、あまり手を入れず、素材のままで表現力の強い材料を使った。すなわち鉄筋と漆喰壁である。
個人的には、不満が残り、人に見せるのも少し気恥ずかしい仕上がりとなった。
演劇という土壌のなかで、もっともっと表現の可能性を追求しなくては、と強く思った。
まあ、なんにせよ、来ていただいたお客さんと、迷惑をかけたスタッフの皆さんに、深く感謝をいたします。
ありがとうございました。
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