〜訪問者の話〜
先週は密かにお休みしてしまいました、このコーナー。
今週は予告どおり、兄弟以外のキャスト陣・・・『訪問者』をご紹介致しましょう!
物語の中で、御殿場家を訪れるキャストは2人。
それぞれダブルキャストのため、演じる役者は全部で4人。
この2つのキャスト、どちらも物語の「肝」となる重要な役割を担っているんです。
・・・が。
この重要なポジションを演じる4人は、なかなかの若手メンバー!
そこがまたオモシロイ感じです。
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稽古中、平川ハッスル! |
一人目の訪問者は、蝮田聖巳。
この役を演じる2人は、太田真由美(ご飯)と原裕香(パン)。
太田は、演出平川に『蝮田はまーちゃん(太田)そのまんまだ』と言わしめたほど。
確かに初本読みの時、私も実は同じ事を思ったのですが。
そのぐらいハマり役・・・かと思いきや、本人は随分と苦労しているようです。
が、恐らく太田の事ですから本番にはズバリと刺してくることでしょう!
(と、軽くプレッシャーをかけてみる)
対する原は、太田とは間逆のキャラクターで蝮田を演じます。
例えるならば「本格派・太田」vs「変化球派・原」という感じ。
原の元々持っているキャラクターを思う存分取り込んだ演出になりつつあります。
この2人の違いは、見ていてなかなか面白いのですよ。
平君が、今一番楽しそうに演出を付けているのが、この2人です。
(というのは、私の個人的な見解ですが)
もう一人の訪問者は、相良不見夫。
この役を演じる2人は、鈴木悠斗(パン)と内山誠(ご飯)。
この2人も、面白い事にタイプが間逆。
キャラクターも全然違うんです。
これは蝮田にも同様に言える事なんですが、敢えて違う感じにしてるのですが。
ミキシングで言うところの「R」と「L」みたいな違いです。
悠斗は、なんだか伸び伸びと演じている様子。
普通でいてなかなか強烈なキャラクターなんですが、悠斗が演じると「強烈さ」の方が断然増してます(笑)。
6C初舞台だったコルコルの「マイルド菊池」を時折彷彿とさせます。
簡単に言えば、イロモノですね。
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順調に進んでおります |
内山君は、今回が6C初舞台。デビュー戦です。
共演者も、演出平川ですら「うっちーは未知数」と、どうなるか予想も出来ない感じで稽古に突入したのですが、なかなかどうして、いい感じ。
時折、人間の知能を持ったゴリラを彷彿とさせます。
まだまだ荒削りな部分はありますが、とはいえ初舞台の勢いは、これまた未知数ですから、期待したいところ。
この「相良さん」と一番良く絡むのが実は私なのですが、普段あまり絡む事のない若手メンバーと共演する機会が持てて、新鮮だったりします。
というわけで、7キャスト全10名の役者陣に、是非ご期待下さいませ!
それではまた来週お会いしましょう★
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