【関ヶ原でダンス】特設サイトの登場人物

「逃げるったってどこに逃げればいいんだよ！」
西軍、大谷吉継を将とする軍の足軽として関ヶ原へやってきた百姓達。右も左も分からず、雨に震え霧に迷い、一刻も早く関ヶ原から逃げ出したいと考えている情けない男達。

雨が降っている…。霧が関ヶ原を覆っている…。関ヶ原開戦前夜―。
「寒くて死にそうじゃ」
足軽百姓の誰かが叫んだ。せきを切ったように泣き叫ぶ情けない男達。
明日始まるであろう戦に誰一人やる気を出そうとしない。
それどころか逃げ出す手段を考え始める男達。
だだっぴろい関ヶ原。逃げるといってもどこへ…。

無助（なしすけ）
気が小さく意気地のない男。優柔不断で立身欲もない。故郷、奥流辺村（おくるべ）でもその性格が災いして嫁のもらい手もないほどのうだつの上がらない男。

【役者コメント】
もう、松本さんとは関ヶ原に行って来たのですが、これから関わるすべての人、限定１６００人のお客様、関ヶ原のあの時代につれてってやるよ!

利功（りこう）
無助の弟。世話好きでお人よしだが無助同様に一人前とは程遠い情けない男。とにかくよく泣く男で、虫も殺せないほどの優しい男。

【役者コメント】
どうも三十路初舞台を迎えます。土屋です。駆け抜けた20代。まだ駆け抜けよう30代。最後に笑える日が来るといいな♪

太丸（たいまる）
無助、利功の弟。三兄弟の中では一番ましな行動力を持っているが、単純明快で後先考えない行動を取る問題児。知恵おくれとも思えるほどの明るさと無邪気さを持つ。

【役者コメント】
約２年ぶりに６Ｃの舞台に出演させて頂きます！！６Ｃの皆にも、お客様にも、一回りも二回りも成長した姿をお見せできればと思っています！！大暴れするぞぉ～！！

慈暮（じぐれ）
奥流辺村の足軽百姓の中では一番まともな人物。冷静な判断力や時に侍顔負けの洞察力を見せる一方、世を斜めに見ている傍観主義者でもある。ただ嫁に頭が上がらないという平凡さも合わせ持つ。

【役者コメント】
御来場有難うございます。今回初参加になります！以前に二回誘われてたり。宇田川氏と仲良くさせて頂いたりと初じゃない感じですが、初参加気張ります！

鰻平（うなへい）
村では鰻取りの名人として名が知れているが、それしか取り柄のない阿呆者。嫁と子と鰻があれば幸せだと信じて生きている。力もあるようで無く、合戦場ではとにかく役に立たない。

【役者コメント】
生涯一度もダンサーを夢見たことはないです。ランバダ踊れませんでした。でも、ランバダしたかった。そんな僕が…関ヶ原でダンス、頑張ります。

鯨良（くじら）
村では嫁をもらいながらも全く働かず、酒を飲み法螺話にうつつを抜かす駄目男。しいて取り柄を上げれば嫁がべっぴんということと、言葉巧みな詐話に長けてるという点。

【役者コメント】
今回は時代劇というジャンル、しかも大勢のキャストの中でどれほど自分の存在感を出せるか、勝負の舞台でもあります！気合いいれていきます！

風次郎（ふうじろう）
村の男の中では若く、働きもので足も早い。素直で人がいい性格な為、鰻平や鯨良にいいように使われている。慈暮を慕い弟分のような働きをする。

【役者コメント】
時代劇にダンスにと、初体験がたくさん詰まった現場になりそうで本当に楽しみです！暴れます！

五艮（ごごん）
村一番の大男で力持ち。一見恐そうな外見ながら、根は優しく気も小さい。すごい性欲の持ち主であることは村中に知れ渡っている。

【役者コメント】
劇団6番シードファンの皆様、こんにちわ！6番シード初出演とてもワクワクしています！真っ直ぐ一生懸命をモットーに頑張ります！宜しくお願いします！

そんな男達の元に現れたのは、故郷奥流辺村の嫁集団。
自分の息子の体たらくを見て、村で一番の気丈者の母親が叫んだ。
「あんた達、がんがん首を取るんだよ！」
関ヶ原開戦まで、あとわずか…。

「旦那が取った首は、あたいらの首だよ！」
合戦で取った武将の首に化粧を加え、夫の功績を高める為にやってきた嫁集団。情けない男達を見かねて、自らが合戦に臨もうとする強者も。

雨が降っている…。霧が関ヶ原を覆っている…。関ヶ原開戦前夜―。
「あそこだよ、あの陣だ！」
取った武将の首に化粧を施し、旦那の功績を上げる為に村からやってきた嫁達。
そして情けない息子達を案じて、自ら敵兵の首を取らんばかりの勢いでやってきた母親。
だだっぴろい関ヶ原。あたいらにとっても合戦なんだ…。

徳乃（とくの）
無助ら兄弟の母親。無助らが幼い頃に夫を失い、女手ひとつで三人を育ててきた。歯が何本か欠けている。とにかく活発、強引、強烈な性格で、息子たちの体たらくを案じて、自ら敵兵の首を取らんと関ヶ原へやってきた。

【役者コメント】
ツワモノドモ」が集まったこの舞台、埋もれないように、悪目立ちしないように。

ｙaguchi.png お結衣（おゆい）
徳乃たちの家の近くで暮らす若い女。無助達とは幼馴染。利一と太丸は恋心に似た感情を浮かべているが本人は意に関しない。徳乃が関ヶ原に発ったと知り、敵将の首化粧を施す為に足軽百姓の嫁達を率いてやってきた。
※首化粧…取った首をより価値のある武将に見せる為化粧を施すこと。実際に夫の功績を上げる為や専門職として百姓の女性達が行ったとされている。

【役者コメント】
「関ヶ原」という戦場で、私も精一杯戦いたいと思います！！劇場で一緒に戦いましょう(笑)

お吞（おどん）
慈暮の妻。子供四人の母。働き者で気さく、豪快で陽気、百姓の嫁の鏡のような女性。お結衣の提案に乗り関ヶ原へ。嫁のリーダー的存在。

【役者コメント】
死に物狂いで生きた時代。天下分け目の関ヶ原で、少し違った視点の物語。そんな人々の生き様、魅せます！

初菜（はつな）
村一番の美しい容姿を持ち、清楚で物静かな性格。でもなぜか村一番の駄目男、鯨良の元に嫁ぐ。働かない旦那を献身的に支えてきたが、たまりにたまったフラストレーションが関ヶ原で…。

【役者コメント】
初出演になります高橋です。一度挑戦してみたかった時代劇。ドキドキわくわくしてます。全力で頑張ります！

紗杏（しゃん）
風次郎の妻。活発で気の強い性格で旦那の武功の為に積極的に行動する。風次郎とは若夫婦よろしく友人のような佇まいで接する。

【役者コメント】
憧れの６Ｃ初参加！この濃厚なメンバーに囲まれて、私に何ができるのか。６Ｃに吹く春の嵐となるべく頑張ります！

お多恵（おたえ）（虹）
鰻平の妻。三人の子の母。夫鰻平と同様、家族の幸せを一番に考えるがゆえに、合戦や首化粧への参加には消極的。いかに夫を無事に故郷へ帰すかを祈っている。

【役者コメント】
色々なものを吸収し、今より成長出来ればと思います。

お多恵（おたえ）（雫）
鰻平の妻。三人の子の母。夫鰻平と同様、家族の幸せを一番に考えるがゆえに、合戦や首化粧への参加には消極的。いかに夫を無事に故郷へ帰すかを祈っている。

【役者コメント】
６Ｃの舞台初参加の杉山さや香です。どんな作品になるのかドキドキ…みなさんと共におもいっきり楽しみたいです♪よろしくお願いします！！

お紅（おあか）（虹）
五艮の妻。若い五艮とは年の差がある年上女房。若い頃に遊び歩いていたことが災いし、村でもらい手が無くなり、半ば強引に五艮を手籠めにした。首化粧や合戦の勝敗にもまったく興味がなく、斜に構えている。

【役者コメント】
初めて６番シード参加させて頂きます。できる事を出来るだけやらせて頂きます。よろしくお願いします。

お紅（おあか）（雫）
五艮の妻。若い五艮とは年の差がある年上女房。若い頃に遊び歩いていたことが災いし、村でもらい手が無くなり、半ば強引に五艮を手籠めにした。首化粧や合戦の勝敗にもまったく興味がなく、斜に構えている。

【役者コメント】
初客演の小堀弥恵と申します。個人的には23歳最初の舞台ですが、まだまだ若さ全開で関ヶ原を駆け巡りたいと思います！

そんな嫁集団の姿を興味深げに眺める影五つ。鎧や刀を目指して関ヶ原へやってきた盗賊団。身をひそめていた頭領は笑った。
「こりゃあ面白くなってきた。あいつら使えるな」
関ヶ原開戦まで、あとわずか…。

「戦に正義も忠義もない、あるのは金さ」
流浪者が集まり、鎧や刀を目当てに戦場を渡り歩いてきた盗賊団。天下分け目の大合戦での獲物を狙って、虎視眈々と開戦を待つ。

雨が降っている…。霧が関ヶ原を覆っている…。関ヶ原開戦前夜―。
「嫁に母に阿呆な男が右往左往か…」
天下分け目の大合戦。鎧に刀、獲物を狙って合戦を待つ盗賊集団。
裏切りの噂に混乱する陣営に忍び込み、盗賊団の頭領は画策する。
だだっぴろい関ヶ原。始まりを待つまでもねえな…。

椿（つばき）
部落（非人）の出身で、合戦場で鎧や刀を盗むのを生業としている盗賊団の女頭領。生きることへの執着はすさまじく、正義や忠義などに嫌悪を抱くほどの冷徹さで行動するが、弟である多念には甘い。

【役者コメント】
歴史はあまり詳しくないです。でも、好きです。人のいきざまの集まりだから。好きな武将は、明智光秀です。

多念（たねん）
椿の弟。生まれながらに体も頭も弱く、かろうじて椿のお蔭で生きながらえている未熟児。善悪の区別がつかない為、時に残酷な行いも平気でやってのける。言葉もうまく喋れない。

【役者コメント】
関ヶ原かぁ…そいえばこの前「バガボンド」読んだけど、どうせなら武蔵みたいに強い役だったらいいなぁ(^^)vさてどうなるでしょ…？？正解は劇場でっ！！！

図師（ずし）
椿の片腕として盗賊団を支える切れ者。ニヒルで陽気な楽観主義者。内心多念の存在をやっかいだと思っているが、それはそれでうまく利用している。

【役者コメント】
ご存知の方もそうでない方も、こんにちわっ！ヘルニアからの復帰第一弾です(笑)超楽しんじゃう気満々ですっ！

羽祢（はねる）（虹）
椿の幼馴染。盗賊団という響きにあこがれ椿を姉のように慕っているが、その甘さ軽さが災いとなることもある。多念の世話は献身的に行う優しい女性。

【役者コメント】
岩崎アイです。今回、初めて時代劇のお芝居に参加させていただきます。楽しんでいきたいです。

羽祢（はねる）（雫）
椿の幼馴染。盗賊団という響きにあこがれ椿を姉のように慕っているが、その甘さ軽さが災いとなることもある。多念の世話は献身的に行う優しい女性。

【役者コメント】
激動の戦乱時代を生き抜いた女性を全力で！パワフルに演じます！観てくれた方が笑顔に、元気になれますように。

塗裸坊（ぬらぼう）（虹）

餓死寸前のところを図師に助けられ、それ以来行動を共にする。働いても駄目、盗みを働かせても駄目な使えない子分。そのくせ金品食料にはがめつく、分け前の計算だけは達者。

【役者コメント】
ダンスは未経験ですが、今、日本が震災でこんな状況だからこそ、熱のある演技が出来るように頑張ります！よろしくお願いします。

塗裸坊（ぬらぼう）（雫）

餓死寸前のところを図師に助けられ、それ以来行動を共にする。働いても駄目、盗みを働かせても駄目な使えない子分。そのくせ金品食料にはがめつく、分け前の計算だけは達者。

【役者コメント】
夕起ゆきおです。野比のび太と同じように覚えてください。ひょうひょうとしてるようにみられますが、こう見えてかなりやる気です。

西軍大谷吉継陣営に忍び込んだ盗賊団。その姿を発見し、不審に思いながらもそれどころではない古豪武士とその一家。
「今から徳川様に直訴し、お家存続を勝ち取ろうぞ」
関ヶ原開戦まで、あとわずか…。

「明日裏切りがあり、西軍は全滅する」
自らの娘を人質に出して命乞いをする古豪武将、自らの将の裏切りを知り正義に立ち上がる若き侍など、武士の世界はまことややこしや。

雨が降っている…。霧が関ヶ原を覆っている…。関ヶ原開戦前夜―。
「娘を人質として差し出し、東軍に寝返るのじゃ」
足軽百姓達の直属の将である古豪武士はためらいもなくそう決断した。
西軍劣勢の情勢を聞き寝返ることを決めるが、
姫や妻は事情も知らず勝手な振る舞い。
だだっぴろい関ヶ原。敵と味方が分からぬわ…。

七寸五分堅物（くずはたけんもつ）
主君大谷吉継に仕え、奥流辺村などわずか八百石たらずを統治する古豪武士。西軍の敗色の噂を聞き、徳川家康率いる東軍に寝返るために、妻と娘を人質として差し出すこと計画する。己の地位を守ることしか考えていない小物。

【役者コメント】
世の中は今、問題が山積してますが、たくさんの素敵なことだってあります。舞台に立てる幸せを感じてます。

お蛾羅の方（おがらのかた）
堅物の妻。いわゆる悪妻で、ふてぶてしく、夫や娘への愛情など微塵もなく、食べることと、若い小姓達と遊ぶことだけを楽しみに生きている。人質とされることに憤慨し、娘である遊子姫だけを人質とすることを画策する。

【役者コメント】
４５歳からのアクターズスタジオの１期生です。トム先生から適役？とお誘いを受け、若い劇団の人達とお芝居するのを楽しみにしています。

遊子姫（ゆずひめ）
天真爛漫でわがままな監物の娘。勝手な親のさらに上をいくような勝手な振る舞いで周囲を困らせている。己の運命を知らず呑気に合戦場を楽しんでいたが、初めて関ヶ原で人の生死と向き合うこととなる。

【役者コメント】
『大好きな劇団６番シードさんの舞台に出演出来ることにただただ感動しています！無我夢中で楽しみます！！』

染衛門乃上緩腰（しみえもんのじょうゆるごし）
堅物の重臣。七寸五分家で唯一まともな人物。ろくでもない一家をなだめ、おだて、受け流しながらなんとかお家存続を切り盛りしている。とはいえ忠誠心などもなく、誰か拾ってくれないかなとお家替えをいつも考えている。

【役者コメント】
どーも！大野泰広です。今回、初参加させていただきます。意気込み…意気込まないようにします。

稲葉幸駿（いなばゆきとし）
後に東軍に寝返った小早川秀秋の家臣。若き正義感に燃え、小早川軍の裏切りを大谷陣営に知らせる為に自陣を抜け出しやってきた。情報をリークしながらも家と正義に挟まれ葛藤する。

【役者コメント】
劇団６番シードファンの皆さんはじめまして！『今』この日本で生きてる自分が1600年の『今』を必死で演じます。よろしくお願いします。

雪丸（ゆきまる）
部豊成の家臣。武士ではあるが清楚で可憐な佇まいを見せる。武術に長け俊敏な身のこなしで豊成を支える。若干ゲイ。

【役者コメント】
憧れの劇団6番シードさんの舞台に立たせてもらうことになりめちゃくちゃ光栄です!!皆さんの足を引っ張らないように突っ走ります。

姫と妻を説得し寝返り工作を始めた古豪武士一家。
しかし護衛にあてた足軽達もふがいないありさま。その時陣営に、ひとりの若き侍が現れた。
「明日、小早川軍一万五千の裏切りがあり、我ら西軍は全滅するぞ！」
関ヶ原開戦まで、あとわずか…。