【オンライン編】
「アフレコは戦いよ!」
大御所声優が挑むのは286万通りの声を収録しなければいけないという
オンラインゲームのアフレコだった。
ポリゴン俳優とのコラボレーション、オンラインゲーム特有の言語や
魔法やアイテムの数々、それは今まで経験したことのないアフレコだった。
そして、コンピューターで誰の声でも加工できると割り切る
ウェブ業界のディレクターと対立、声優としてのプライドを賭けて
究極のアフレコに挑むのだが…。
【登場人物】
※配役は変更になる場合がございます。
御子柴瑠璃 みこしば・るり(少年怪獣ポチョミン)
キャリアの長い大御所声優ながらゲームのアフレコは初体験。自身のキャラクターが主人公となる「流浪の民ナガレイン~ポチョミンの大冒険~」のアフレコ現場に現れるが…。
祐天寺真一 ゆうてんじ・しんいち(ディレクター)
オンラインゲーム「流浪の民ナガレイン~ポチョミンの大冒険~」のクリエイティブディレクター。冷徹な判断で声優界の常識を覆していく切れ者ビジネスマン。
日野優 ひの・まさる(プログラマー)
祐天寺とコンビを組む敏腕プログラマー。収録した声を即座にプログラミングしていく腕は一流。口癖は「ユーザー目線で」。
田楽丸夫 でんがく・まるお(音響監督)
浜野篤志(チームまん○)(東京公演)/芦川諒(大阪公演)
膨大な量のオンラインゲームのアフレコ収録を終わらせる為、妥協に妥協を重ねる音響監督。基本ディレクターの言いなりで台本も読んでいない。
山野不堂 やまの・ふどう(ミキサー技師)
寡黙で冷静なミキサー技師。収録中もほとんど喋らないが、度重なるディレクターの無理難題についに爆発し…。
ウツボ健一 うつぼ・けんいち(総統ネギシ)
「流浪の民ナガレイン」で影の総統を演じる大御所声優。遅刻常習犯で女癖が悪いなど、その重厚な役柄とはかけ離れたろくでもない人物。
埼玉次郎 さいたま・じろう(らくだ等の声)
動物の声から通行人まで「兼役」と呼ばれるその他の声を一手に引き受ける職人。オンラインゲームではモンスター役を385役兼ねることとなる。
瑞希亜美 みずき・あみ(少女メグラド)
「流浪の民ナガレイン」で謎の少女役を演じる若手声優。ゴスロリに身を包み普段から「謎」。オンラインゲームマニアということがアフレコ中に判明。
横倉幸子 よこくら・さちこ(司令室長キレン)
「流浪の民ナガレイン」でクールな女司令官を演じる中堅声優。現場へはジャージで現れ、世間話に花を咲かせるアラフォー女子。
大等一里 おおら・ひとり(司令室員ライラ)
「流浪の民ナガレイン」で司令室員を演じる若手声優。専門用語が多い為、ブレス位置、イントネーション辞典でのチェックなど徹底的にこだわる人物。
友田茜 ともだ・あかね (少女役。御子柴の付き人)
御子柴の付き人をしながら、初めてアフレコの仕事を行うこととなったド新人。ゲームに詳しくない御子柴を助けながらアフレコを進めるが…。
鮎川つむじ あゆかわ・つむじ(新人アイドル)
売出し中のアキバ系新人アイドル。オンラインゲームのみのキャラクターに抜擢されテンションが上がっているが思いっきり下手。
矢理田歩 やりだ・あゆむ(鮎川のマネージャー)
鮎川のマネージャーとして収録に訪れ鮎川をサポートするも、ひたすら裏目に出続け、ついには追放処分に?!
目貫綾子 めぬき・あやこ(声優ワークショップ生)
ウツボが開催している声優塾「ウツボゼミ」の生徒。アフレコ見学でスタジオを訪れた。大人しくて地味な性格なのに、何故かラスボス役に抜擢され…。
ユリア橋爪 ゆりあ・はしずめ(ポリゴンアクター)
超タイトスケジュールを消化する為、アフレコ現場で直接ポリゴンアクトを行うこととなったポリゴンアクター。無口。
恵大紀 めぐみ・たいき(孤高のジャグラー、ナガレ)
超人気声優の為、収録が別録りとなった「流浪の民ナガレイン」の主人公。オンラインゲームでは悪の覇王となってしまった「ダークナガレ」を演じる。