大橋 |
最後の1フィートの時に打ち合わせで会って
、お互いずっと別の道を歩んできたのにそこでまた久しぶりに一緒に仕事するみたいな感じで。ずっと舞台でやってきたトム君と映像の世界でやってきた僕が一
緒に「最後の1フィート」という舞台に関わって。その話をしている時に、実は
自分で監督する作品で映画祭に出品したい、みたいな話をポロッとしたら、どんな話?って。 |
松本 |
そうねぇ
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大橋 |
でポロッとほんと大まかなストーリーをいったら、じゃー書いてみよっかなぁー。みたいな返事が返ってきて。 |
松本 |
いやぁ、多分書かせてもらえるんだったら書く書くみたいなね、なんかそんな話をして。 |
大橋 |
丁度脚本家を探してたんですよ。今までいつ
も僕は自分で書いて自分で撮るっていうやり方だったんですけど、自分で書くよ
り人に書いてもらった物のほうが客観的に見れるっていう、自分の思い入れだけじゃなく客観的に見れるものを一回やってみたいって思って、それで脚本家を探
してたんです。 |
松本 |
最初の企画のプロットを聞いたときに、サスペンスというかミステリーもので、企画内容自体が物凄いやってみたい、書いてみたいことだったんですよね。だから、時間軸入れ替えたりいろいろと複雑な構
成というかカット割りみたいなプロットを見たときに、もうパズルの様な感じで
、これは凄いやってみたいから、もっとお話しましょうよって感じで始まったんです。面白かったのは、その企画の中にOLの役がありまして、うちのメンバー
のあづさが良いんじゃないっすかって話をしてて、実は悪役だったらってい
う設定を提案したんですね。そしたら、その設定はいいかも知れないけどそれだ
ったらあづささん駄目って。何でって聞いたら、あづささんいつも『変な顔してる』って『面白いってキャラだもん』って言われて。いやいやこの人それなりにシリアスも出来ると思うけどねって話をして。そうっすかね・・でもやっぱ駄目ですって。 |
大橋 |
そこまで言ってないです・・・ |